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カテゴリー: 仏事の泉 (2009年)

BSN「新潟名刹紀行」は
毎週金曜日 AM9時55分〜10時00分 放送中です。

2019年3月29日まで放送された名物コーナー『仏事の泉』のバックナンバーをご紹介します。

お正月を迎える心得  12月24日(木)放送

お正月を迎える心得  12月24日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今回も福宝新潟店の土田さんに伺います。よろしくお願いします。

(土田)
よろしくお願いします。

(近藤)
今回は「お正月を迎える心得」をテーマにお送りして行きます。
2009年もあと数日となりました。
年末といいますと大晦日、除夜の鐘を思い出しますよね。

(土田)
除夜の鐘は108回撞きますがこの108と言う数字は、人間の持つ煩悩の数を表しています。
煩悩とは仏教では「心身を乱し悩ませる働き、心のけがれ」をいいます。

(近藤)
そうすると除夜の鐘を108回撞くというのは、どういう意味があるのですか。

(土田)
はい、煩悩1つ1つを消し去るために108回鐘を撞くと言われています。

(近藤)
なるほど、そしてお正月になりますと門松や鏡餅を飾りますが、土田さん、お仏壇にはどんなお飾りをすればいいでしょうか。

(土田)
はい、お仏壇を飾ることをお荘厳(しょうごん)といいますが、生は、若松の真に千両・南天・寒菊などをあしらい、鏡餅をお供えするのが一般的です。
でも、特に何も決まりが無いという宗派もあります。

(近藤)
それから、大晦日に飾る一夜飾りはいけないと聞いたことがあるのですが?

(土田)
いいえ、そんなことはありません。
一夜飾りは、主に神道などで言われていることですので、お仏壇のお荘厳に関しては、何も気にする必要はありません。
たとえば、浄土真宗のお東(真宗大谷派)では、お正月のお荘厳は、むしろ大晦日にすることとされているほどです。

(近藤)
なるほど。
それと、年が明けて新年を迎えたとき、前の年にいただいたお札やお守りはどうしたらいいでしょうか。

(土田)
はい、初詣の際に感謝の気持ちを込めて、いただいて来た神社やお寺にお返ししてください。

(近藤)
いただいた神社やお寺が遠い場合はどうしたらいいのでしょう。

(土田)
その場合は、近くの神社やお寺にお願いして、一緒にお炊き上げしてもらうのが良いと思います。

(近藤)
1年の計は元旦にありと言いますからね。
新しいお札やお守りをいただいて、また新たな目標に向かってがんばりたいですよね。

(土田)
そうですね。
また菩提寺への年始参りにも、必ず行くようにしてください。

(近藤)
そうですね。
今日は、「お正月を迎える心得」について福宝新潟店の土田さんに伺いました。
土田さん、ありがとうございました。

仏壇のお掃除  12月17日(木)放送

仏壇のお掃除  12月17日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今回も福宝新潟店の土田さんに伺います。よろしくお願いします。

(土田)
よろしくお願いします。

(近藤)
今回は「お仏壇のお掃除」をテーマにお送りして行きます。
今年も残すところ後、わずかです。そろそろ大掃除をと考えている方も多いんではないかと思います。
土田さん、やはり大掃除の際は、仏壇の掃除もしていただきたいですよね。

(土田)
そうですね。お仏壇をきれいにして、ご先祖様と一緒に気持ちよく新年を迎えていただきたいですね。

(近藤)
お仏壇の掃除のポイントについて伺っていきます。
まず、最初に金仏壇のお掃除のポイントを教えていただけますか。

(土田)
はい、ポイントは金箔部分には絶対、直接手で触れないということです。
金箔は指紋が付きやすく、剥がれやすいので注意してください。

(近藤)
では、どうしたらいいでしょうか。

(土田)
このような毛叩きを使って埃を払い落としてください。

(近藤)
毛叩きですね。では漆の部分についてはいかがですか。

(土田)
こういった乾いた柔らかい布、シリコンクロスをお使いください。
基本的に漆は水分を嫌いますので、シリコンクロスなどで優しく拭いてください。

(近藤)
では、続いて唐木仏壇のお掃除についてです。
土田さん、どんなところがポイントでしょうか。

(土田)
はい、唐木も水分を嫌うので乾いた布で優しく拭いてください。
また、彫刻や障子の部分は、毛叩きで埃を落としてください。

(近藤)
細かい傷が目立たないようにしたいときや、もう少しツヤを出したいときはどうしたら良いでしょうか。

(土田)
はい、このような市販の「仏壇ポリッシュ」をお使いください。
これを、柔らかい布に吹き付けて仏壇を優しく拭いてください。

(近藤)
なるほど、そうすることで仏壇にツヤが出てくるんですね。
仏具も忘れずにお磨きしたほうがいいですね。
きょうは、「お仏壇のお掃除」について福宝新潟店の土田さんに伺いました。
土田さん、ありがとうございました。

お通夜でのあいさつ(後編)  12月10日(木)放送

お通夜でのあいさつ(後編)  12月10日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今回も福宝新潟店の土田さんに伺います。よろしくお願いします。

(土田)
よろしくお願いします。

(近藤)
前回に続きまして今回も、「お通夜でのあいさつ」をテーマにお送りして行きます。
土田さん、前回は弔問客のあいさつ、それから遺族側のあいさつについて取り上げました。
今回は「弔辞」について伺っていきます。
弔辞は葬儀の席上、故人に対して述べる言葉ですが、まず、基本的な流れを順序だてて説明していただけますか。

(土田)
はい、まず哀悼の意を表す言葉と故人への呼びかけで始める。
次に故人との関係を簡単に述べる。
そして、故人の生前の業績、人柄、エピソードなどを懐かしむように語る。
それから、これからの誓いと、遺族への慰めや励ましの言葉を述べる。
最後に結びの言葉で締め括る。

以上が一般的な形です。

(近藤)
なるほど、では弔辞の際に気をつけるポイントは何でしょうか。

(土田)
はい、まず、弔辞は楷書体できちんと書くということが大切です。
何故なら、弔辞は読み終えた後、遺族のもとで保管されることが多いからです。
次に、大げさな表現は聞き苦しいので、なるべく避けましょう。
流暢なスピーチより素朴に素直なスピーチのほうがふさわしいと思います。
また、時間もあまり長くならないように気をつけましょう。
それから、最後の結びの言葉ですが、「安らかにお眠りください」や「ご冥福をお祈りいたします」と言った言葉を宗派によっては仏教的な表現ではないとする声もありますので、できれば事前に文面をお寺様に見ていただくことをお勧めします。
また、「天国」や「黄泉(よみ)の国」などの表現も仏教には馴染みません。

(近藤)
なるほど、土田さん、この他にも何か注意すべきポイントはありますか。

(土田)
はい、「度々」・「重ね重ね」・「続く」などは不幸が重なることを連想させる言葉ということで、使用を避けることもあります。

(近藤)
わかりました。
尚、今回、紹介したのはあくまでも一般的な例です。
地域や状況などによって多少異なりますのでご注意ください。
きょうは、「弔辞」について福宝新潟店の土田さんに伺いました。
土田さん、ありがとうございました。

お通夜でのあいさつ(前編)  12月3日(木)放送

お通夜でのあいさつ(前編)  12月3日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今回は福宝新潟店の土田さんに伺います。よろしくお願いします。

(土田)
よろしくお願いします。

(近藤)
今週は、「お通夜でのあいさつ」をテーマにお送りして行きます。
土田さん、弔問に行って、ご遺族にどんな言葉をかけていいのかわからないという方も多いのではないかと思うんですが・・・

(土田)
そうですね、そこで今回は例文を踏まえながら勉強してみましょう。
「△△さまがお亡くなりになって、本当に心からお悔やみ申し上げます。
さぞ、お寂しい事とお察し致しております。
今晩はお通夜に参らせていただきました。
何か私どもに出来ることがございましたら、ご遠慮なくお申しつけください。」

(近藤)
なるほど、土田さんここでのポイントは何でしょうか。

(土田)
そうですね、ご遺族との関係によって言葉使いを変えてもいいと思います。

(近藤)
ご遺族と親しい間柄であれば、例えば「大変でしたね。」という一言で済ませて良い場合もあるわけですね。

(土田)
そうですね。

(近藤)
その他には何かありますか。

(土田)
「忌み言葉」といって不幸が重なることを想像させる言葉は避けた方がいいと思います。

(近藤)
それは「度々」・「重ね重ね」とか「続く」・「追って」といった、繰り返しを意味する言葉ですね。

(土田)
そうですね。

(近藤)
では、遺族側のあいさつについてはいかがですか。

(土田)
はい、では例文です。
「本日はご多忙の中、お参りくださいまして、誠にありがとうございます。
尚、ご丁寧にお供えまでいただきまして、厚く御礼申し上げます。
亡き△△(故人)もさぞ喜んでおる事と思います。
つきましては心ばかりではございますが、お食事の席をご用意しておりますので、故人を偲び、思い出話をお聞かせいただければ幸いです。」

(近藤)
土田さん、ここでのポイントは何ですか。

(土田)
感謝の気持ちを忘れずにあいさつすることと、自然な形でお礼を言うことが大切ですね。

(近藤)
今回、紹介したのはあくまでも一般的な例です。
地域や状況などによって多少異なりますのでご注意ください。
きょうは、「お通夜でのあいさつ」について福宝新潟店の土田さんに伺いました。
土田さん、ありがとうございました。

各宗派で称える言葉  11月26日(木)放送

各宗派で称える言葉  11月26日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
教えて下さるのは、福宝新発田店の荒木さんです。
よろしくお願いします。

(荒木)
よろしくお願いします。

(近藤)
今日のテーマは、仏様に向かっての日々のお務めの中で、お経の他に「称えられている言葉」について勉強したいと思います。
さっそくですが、宗派によって「称える言葉」は違いますよね。

(荒木)
はい。
「念仏」「題目」「真言」など、それぞれの宗派によって称える言葉は違いますが、どれも各宗派の教えの中心となる大切な言葉です。

(近藤)
宗派によって、どのような言葉が称えられているのか、少し教えてください。

(荒木)
よく、「なまんだぶつ」とか「なんまいだぶつ」という言葉を耳にしますよね。
これは、正確には「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」のことです。
浄土宗や浄土真宗で称えますし、また天台宗などでもよく称えられます。

(近藤)
その他の宗派は、どうでしょうか?

(荒木)
真言宗ですと、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」禅宗系の曹洞宗や臨済宗では、「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」などが称えられているようです。

(近藤)
あと、「なむみょうほうれんげきょう」という言葉も良く耳にしますが、これは、どちらの宗派でしょうか?

(荒木)
それは、日蓮宗や法華宗など「妙法蓮華経(法華経)」を特に大切にする宗派で称えられています。

(近藤)
言葉の内容や解釈については、お寺のご住職様に聞いたり、じっくり勉強したほうが良さそうですね。

(荒木)
最近では、インターネットなどにも出ているようですよ。
なお、今日ご紹介したものは、あくまで一例に過ぎませんし、宗派によっては、一つの言葉に限定されないところもあります。
詳しくは、お寺様などに聞いてみて下さい。

(近藤)
うーん。仏教は奥が深いですね。
今日は、「各宗派で称える言葉」について、福宝の新発田店の荒木さんに教えていただきました。
ありがとうございました。

お経について  11月19日(木)放送

お経について  11月19日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
教えて下さるのは、福宝新発田店の荒木さんです。
よろしくお願いします。

(荒木)
よろしくお願いします。

(近藤)
今日のテーマは「お経について」です。
さっそくですが、「お経」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか?

(荒木)
一言でいえば、お釈迦様の教えをまとめたものが「お経」です。

(近藤)
お釈迦様の教えをまとめたものですか。

(荒木)
それから「お経」の「経」という言葉は、インドのサンスクリット語では「スートラ」といって、漢字では修多羅(しゅたら)とも書きます。
もとは、「たて糸」という言葉なんですが、そこから真理の教えを貫くものという意味を表します。
インドでは仏教以外の宗教の経典も「スートラ」と言うんです。

(近藤)
なるほど。ところで、「お経」は、誰が書いたのですか?

(荒木)
はい、「お経」は、お釈迦様が亡くなれた後、教えを正しく伝えるために結集(けっしゅう)といわれる教えをまとめるための会議が何度か開かれて出来上がって来たものなんです。
だから、とくに誰が書いたと言うものではありません。

(近藤)
宗派によって異なるようですが・・・

(荒木)
そうですね。
でも、それは宗派によって「お経」が異なると考えるよりも、それぞれの拠りどころとする「お経」の違いが様々な宗派を生み出したと考えるほうが良いかもしれませんね。
もちろん、同じお釈迦様の教えという意味では、変わりはありません。

(近藤)
では、なぜ「お経」は、そんなに沢山数があるんでしょうか?

(荒木)
お釈迦様は人に教えを説く時、教えを受ける一人一人の資質に合わせて、丁寧に説かれたと伝えられています。
これは色々な病気にそれぞれ適応した薬を与えるということに譬えられて、「応病与薬(おうびょうよやく)」とも言われているんですが、このお釈迦様の人々に対する深い思いやりの心が、そのまま「お経」の数の多さとして残ってきたともいえます。

(近藤)
なるほど。
「お経」の数の多さは、お釈迦様の私たちを思いやる心の表れだったんですね。
なにかジーンと来るものを感じてしまいますね。
今日は、「お経」について、福宝の新発田店の荒木さんに教えていただきました。
ありがとうございました。

色々な仏壇用品  11月12日(木)放送

色々な仏壇用品  11月12日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
教えて下さるのは、福宝新発田店の荒木さんです。
よろしくお願いします。

(荒木)
よろしくお願いします。

(近藤)
今日のテーマは「色々な仏壇用品」です。
いきなりですが、この目の前のろうそくは?

(荒木)
近藤さん、仏壇のろうそくの火を消す時、どのようにしていますか?

(近藤)
吹いて消しては、いけないと聞いたのですが・・・

(荒木)
はい、ろうそくの火は、吹いて消してはいけません。
それは、仏様への敬いの心を忘れた、無作法なことです。
その代わりに、こんな道具を使います。「ろうそくの火消し」です。

(近藤)
「ろうそくの火消し」? どんなふうに使うのですか?

(荒木)
このように、炎の上に直接、かぶせます。

(近藤)
あっという間に消えましたね。安全です。しかも優雅ですね。
他には、どんなスグレモノがありますか?

(荒木)
「灰ならし」です。固まってしまった灰を、このようにならします。

(近藤)
確かに、時間が経つと、変色して見た目も悪くなりますよね。
ところで、たまった灰は、どのように捨てればいいのですか?

(荒木)
ごみ収集に出してもらっても構いません。
土に返す方法もあるでしょう。

(近藤)
仏壇用品は、ふだん、あまり馴染みがないのですが、なかなか、興味深い物が多いですね。続いては?

(荒木)
仏壇のお掃除用品を紹介しましょう。
まずは、「シリコンクロス」です。
仏壇は繊細な細工や塗装が施してあるので、これで優しく拭きましょう。
それから、こちらは「仏壇ポリッシュ」です。
これをかけて磨くと、お仏壇がピカピカになります。
これは「ピカール」です。真鍮の仏具を磨きます。
手軽という言葉をもじった「テガール」というものもありますよ。
こちらは、水に薄めて、5分程度つけるだけで、真鍮の仏具の輝きが、蘇り(よみがえり)ます。

(近藤)
なるほど、何故か楽しいですね。
皆さんも仏壇、仏具店に出掛けてみては、いかがでしょうか?
ご先祖様が喜ぶグッズを、きっと発見できますよ。
今日は、「色々な仏壇用品」について福宝の新発田店の荒木さんに教えていただきました。
ありがとうございました。

法事での会食  11月5日(木)放送

法事での会食  11月5日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
教えて下さるのは、福宝新発田店の荒木さんです。
よろしくお願いします。

(荒木)
よろしくお願いします。

(近藤)
今日のテーマは「法事での会食」です。
「法事の会食」は「お斎(おとき)」といいますが、どのような 意味がありますか?

(荒木)
はい、「お斎」はサンスクリット語でウパヴァーサ(パーリ語でウポサタ)といいますが、もとは「正午以前の時に分量を過ごさぬ食事をすること」と戒律に定められた、修行僧の為の食事のことでした。それが今では法要の後に、皆さんが取る食事のことを言うようになったんです。

(近藤)
なるほど。
それ、その「お斎」ですが、どのような場所を選ぶのが良いのでしょうか?

(荒木)
特に決まりはありません。それぞれの都合で決めたらよいでしょう。

(近藤)
料亭やレストランでも良いのですか?

(荒木)
問題ありません。自宅で行う時は仕出しなどを取っても大丈夫です。
ただ、仕出しを取る時は、必ず法事の席であることを伝えます。

(近藤)
料理の内容に、何か決まりはありますか?

(荒木)
本来、法事の「お斎」は不殺生という意味で精進料理なのですが、今は精進料理だけで揃えることが難しい時代ですので、現実に即した料理で良いでしょう。
ただ、精進の心を忘れないようにしたいものですね。

(近藤)
他に注意すべき点は、ありますか?

(荒木)
「お斎」の席ではお寺様を正客として正面中央に座っていただきます。
お料理やお酒も、まずはお寺様からです。

(近藤)
お寺様がお斎に出られない時はどうすればよいですか?

(荒木)
その場合は、「送り膳」と言って料理をお届けするか、或いは「お斎料」をお包みするのが良いでしょう。

(近藤)
では、一般の方が、出席出来ない場合の対応は、どのようにしたらよいでしょうか?

(荒木)
その場合も「送り膳」にするか、折り詰めを用意しておきましょう。
お酒の小瓶を添えることも多いようです。

(近藤)
なるほど、わかりました。
今日は「法事での会食、お斎」について
福宝の新発田店の荒木さんに教えていただきました。
ありがとうございました。

会葬のあとで  10月29日(木)放送

会葬のあとで  10月29日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝糸魚川店の塚原さんです。
よろしくお願いします。

(塚原)
お願いします。

(近藤)
塚原さん、お通夜や、葬儀に参列するといただく挨拶状に塩がはいった小さな袋が付いてきますよね。これはどのように使うんですか。

(塚原)
会葬後のお清めに使う塩ですが、塩で清めるというのは神道からきています。
神道では死を不浄なものとするため、体を清めるんですね。
お葬式のとき、神棚に半紙を貼って封じるのもこのためです。

(近藤)
本来、仏教の習わしではないということですね。

(塚原)
はい。ですから浄土真宗では、はっきりと塩を使ってはいけないといっていますし、他の宗派でも清め塩を奨励しているところはありません。
仏教では、命を終えた後は浄土に生まれて仏になると受け止めていますので、決して死を穢れとは見ません。もし死を穢れたものとすれば、それは故人を冒涜することにもなると考えています。

(近藤)
では、使わなくてもいいんですね。

(塚原)
はい。みなさんそれぞれのご自由です。

(近藤)
では、使う場合はどうするんでしょうか。

(塚原)
帰宅した際に玄関の前で塩を手に取り
まずは胸元、そして背中、足元の順に掛けていきます。

(近藤)
もうひとつ葬儀の際、礼状や塩と一緒に香典返しをいただくこともありますが後日郵送されてくる場合もありますよね。どちらでもいいんですか。

(塚原)
はい。香典返しにはその日に渡す「即日返し」と「忌明け返し」の2つの返し方があります。
四十九日法要の後、無事忌明けを迎えられたという報告を兼ねて贈ってもいいんですよ。その際お宅に伺うのが礼儀ですが、最近では配達してもらって済ませるケースが増えています。ただし礼状を添えるのを忘れてはいけませんよ。

(近藤)
忙しい世の中ですからね。
有難うございました。

通夜ぶるまいと精進落とし  10月22日(木)放送

通夜ぶるまいと精進落とし  10月22日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝糸魚川店の塚原さんです。
よろしくお願いします。

(塚原)
お願いします。

(近藤)
今日は通夜ぶるまいとお斎について教えていただきます。
塚原さん、お通夜が終わった後に通夜振る舞いをおこないますよね。
誘われたときに遠慮したほうがいいのか迷うんですが、遺族側の近親者でおこなうものではないんですか。

(塚原)
通夜ぶるまいは遺族がお寺様や弔問客にお礼をすることと、一人でも多くの人に故人を偲んでもらいたいとおこなうものです。また、遺族からの布施という意味合いもありますので、遠慮しないで一口でも箸をつけたほうが喜ばれると思いますよ。

(近藤)
では通夜の翌日、葬儀の後に行われる「お斎」はいかがですか。

(塚原)
こちらも同じですが、お斎は本来「本来精進落とし」の意味がありました。
仏教では喪があけるまでは、いわゆる生ぐさものを口にせず精進する習わしがあって、普段の生活に戻る節目に食べるのが精進落としでした。

(近藤)
それが今では葬儀が無事終わったお礼を述べる場になったんですね。
これらの席でのマナーを教えてください。

(塚原)
はい。普段の宴会とは違いますので大笑いしたり、お酒を飲みすぎたり、長居もいけません。早めに切り上げるようにしましょう。

(近藤)
亡くなった方を偲ぶ席でもありますので、故人と関係ない話はなるべく慎みたいものですね。そのほか注意点はありますか。

(塚原)
はい。例えば病気で亡くなった場合
遺族に病状や死因についてあまり詮索しないほうがいいですね。
また、忌み言葉にも注意しましょう。不幸の繰り返しを連想させるような「たびたび」「重ね重ね」とか「死ぬ」「生きる」という直接的な言葉にも場をわきまえた心遣いが必要です。「ご逝去」とか「お元気なころ」などの表現がいいですよ。

(近藤)
特に弔辞や弔電を打つときには注意が必要なんでしょうが、遺族との会話でも気をつけいものですね。
あと、お寺様がどうしてもお斎の席につくことが出来ないかない場合はどうすればよいでしょうか。

(塚原)
「お斎料」としていくらかお包みするのが良いでしょう。

(近藤)
わかりました。ありがとうございました。

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