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カテゴリー: 仏事の泉 (2009年)

BSN「新潟名刹紀行」は
毎週金曜日 AM9時55分〜10時00分 放送中です。

2019年3月29日まで放送された名物コーナー『仏事の泉』のバックナンバーをご紹介します。

法事の引き出物  10月15日(木)放送

法事の引き出物  10月15日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝糸魚川店の塚原さんです。
よろしくお願いします。

(塚原)
お願いします。

(近藤)
塚原さん、法事の場合も参列者に引き出物を用意したほうがいいんですよね。

(塚原)
そうですね。決まりはないのですが、高価な物でなくてもかまいませんので、参列者への感謝の気持ちを伝えるためにも用意しましょう。

(近藤)
たとえば故人が生前お茶好きの人だったなら、お茶を引き出物に用意すれば故人ゆかりの物として参列者にも喜んでもらえるんじゃないでしょうか。

(塚原)
いいですね。
選んだ理由も一筆添えておくと気が利いていていいんじゃないでしょうか。
あと法事に限ったことではありませんが引き出物は持ち帰りやすいように軽くてかさばらない物がいいですね。それこそお茶などはお勧めです。

(近藤)
確かにあまり大きくて重いものですと持ち帰る時に苦労しそうですね。

(塚原)
最近多いカタログギフトなんかもお勧めですよね。

(近藤)
あと、夫婦で参列することも多いかと思いますがその場合引き出物は1人ずつ渡したほうがよいのでしょうか。

(塚原)
そういう場合はそれぞれに違うものを渡すこともあれば2人で1つのこともあります。いろいろと事情が異なりますので一概には言えません。

(近藤)
わかりました。
あと引き出物の表書きはどうすればよいのでしょうか。

(塚原)
はい。一般的には「志(こころざし)」と書きます。

(近藤)
では、水引はどういうものを選べばいいんでしょうか。

(塚原)
葬儀の時は黒白または銀の結び切りになりますが、法事の場合には黒白は使わずに黄白のことが多いようです。

(近藤)
結び切りといいますと香典の時にも出てきましたね。

(塚原)
二度と繰り返すことがないようにという願いを込めてほどけないよう堅く結んである水引です。この結び方は、お悔やみはもちろん婚礼や全快祝いなどにも広く使われます。

(近藤)
今日は法事の引き出物について教えていただきました。
ありがとうございました。

法事と服装  10月8日(木)放送

法事と服装  10月8日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
今回も福宝糸魚川店の石井さんに伺います。よろしくお願いします。

(石井)
お願いします。

(近藤)
石井さん、今日は法事のときの服装について教えていただきたいんですが、その前に先週聞き忘れたことをひとつ教えてください。
四十九日の法要を大切にすることはわかったんですが、その後の法事はどのくらいの規模で行えばよろしいんでしょうか。

(石井)
まあ、人数や規模は一概には言えませんが
普通は四十九日までの中陰法要よりも、以後の年忌法要のほうに重きを置きます。
また、年忌周りには軽重はありませんので、特に何年忌に重きを置くということはありません。

(近藤)
中陰法要までは近親者中心ということですね。
では服装についてですが、通夜にきちんとした服装で行くと亡くなるのを待っていたようなので喪服でなくても良いと聞いたことがあるんですが。

(石井)
はい、本来は通夜も「とりあえず駆けつけた」という意味で、地味な平服で構わないのですが、最近では略式の礼服を着る方が多いようです。

(近藤)
喪服とは違うのですか。

(石井)
喪服とは遺族が喪に服していることを表すもので、一般の会葬者や弔問客が着るものではありません。しかし、最近では喪主も一般の会葬者も同じような略式の礼服を着るようになってしまったので、その違いが判りづらくなってしまったんですね。

(近藤)
葬儀での遺族と弔問客の、それぞれの服装の注意点を教えてください。

(石井)
遺族はもちろん喪服です。ただその場合、紋付やモーニングなどの正装が適わない時は、黒を基調とした略装でもかまいません。お子さんの場合は喪章を付けた学生服で充分です。
一般の会葬者も、やはり黒を基調としたフォーマルな服装が望まれます。
また、ネクタイや靴、バッグ、小物類なども黒を中心にした控えめなものを選びましょう。

(近藤)
葬儀以降の法事ではいかがですか。

(石井)
49日までの遺族側は喪服に準じたものがよいでしょう。それ以外の方はお通夜の時の服装でよいと思います。
それ以降の年忌法要では特に喪服を必要としませんので、地味で控えめな平服にする方もいらっしゃいます。

(近藤)
わかりました。ありがとうございました。

法事と法要  10月1日(木)放送

法事と法要  10月1日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝糸魚川店の石井さんです。
よろしくお願いします。

(石井)
お願いします。

(近藤)
今日は法事と法要について整理してみたいと思います。
石井さん、法事と法要の違いは何ですか。

(石井)
はい。語源を辿れば、法事は「仏法の行事」法要は「仏法の要、要点を知ること」が本来の意味といえます。しかし、最近では声明(しょうみょう)や読経(どっきょう)などを伴う儀式を主に法要といっているようです。葬儀や年忌の法要のほかに、結婚式などおめでたい法要もあります。また、法事といえば本来仏事全般を意味しますが、現在では一般的に年忌法要をさすことが多いようですね。

(近藤)
なるほど。本来の言葉の意味からは変わってきてるわけですね。
以前、「忌中と忌明け」について教えていただいた時と重複するかもしれませんが、葬儀を中心とした大切な法要の日を教えてください。

(石井)
はい。まず亡くなられてから最初の枕経に始まり、通夜、葬儀と続きます。
その後、亡くなられた日を1日目と数えて7日目ごとに7回、49日目まで法要を行います。これを中陰法要といいます。

(近藤)
初七日から四十九日まで、毎週同じ曜日に法要を営むと覚えるといいですね。
ところで、中陰法要にもお客様をお呼びしなければならないのでしょうか。

(石井)
忙しい世の中ですからね。
初七日と四十九日以外は、ごく限られた身内の方だけのお参りでも充分だと思います。

(近藤)
そうですね。
そして四十九日は一つの節目と成る大切な法要ですから、特に個人と縁の深かった方には是非お参りしていただきたいものです。

(石井)
はい。そのあと100日目に百か日、1年目に1周忌の法要を行ないます。
2年目からは数え年になりますので、3回忌、7回忌と順に33回忌まで営んで、そこで「年忌納め」とされる方が多いようです。
でも中には50回忌、100回忌と行う方もあるんですよ。

(近藤)
わかりました。有難うございました。

数珠って何?  9月24日(木)放送

数珠って何?  9月24日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝佐渡店の齋藤さんです。
よろしくお願いします。

(齋藤)
お願いします。

(近藤)
葬儀に出席するときに忘れてならない物のひとつに数珠があります。
数珠にはどんな意味があるんでしょうか。

(齋藤)
はい。仏教では人間に108の心の悩み、煩悩があるといわれているんですが、数珠にはこの煩悩を断ち切ろうという仏教徒の願いが込められています。
こちらの数珠には108、煩悩の数だけ玉が付いています。

(近藤)
玉の数にもちゃんと意味があるんですね。
でも私が持っている数珠は108も付いていないんですが・・・

(齋藤)
108の約数の54玉と27玉の数珠もあるんです。

(近藤)
ということは54玉なら玉ひとつが2つの煩悩を表しているということですね。
大きさ色・形、さまざまでどれにしようか迷ってしまいますが選ぶときに決まりはあるんですか?

(齋藤)
あります。まず男性用、女性用があります。一般的に男性用は玉が大きく女性用は小さいんです。
あと、宗派によって作りも違うんですよ。
たとえば真宗大谷派では男性用はひも房で女性用はきり房を使います。

(近藤)
色や材質はいかがですか?

(齋藤)
石や銘木のものがあります。

(近藤)
わかりました。では最後に数珠の持ち方を教えてください。

(齋藤)
近藤さんはどのように持ちますか?

(近藤)
私の実家が大谷派なので、こうですね。(片手念珠で大谷派の持ち方)

(齋藤)
そうですね。その持ち方はお東ですね。
持ち方も宗派によって違うんです。
たとえば浄土宗はこうなります。(片手念珠で浄土宗の持ち方)

(近藤)
他にはどんな持ち方があるんですか?
ここには日蓮宗の数珠がありますが(日蓮宗用の数珠で日蓮宗の持ち方)

(近藤)
指に引っ掛けるだけなんですね。
とにかく数珠は種類も豊富です。専門家がいる仏壇店で相談しながら選んだほうがいいようですね。
今日は数珠について教えていただきました。
齋藤さんありがとうございました。

香典のマナー  9月17日(木)放送

香典のマナー  9月17日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
教えてくださるのは福宝佐渡店の齋藤さんです。よろしくお願いします。

(齋藤)
お願いします。

(近藤)
齋藤さん、前回、葬儀での包みものについて教えていただきましたが今日は香典のマナーについて教えてください。

(齋藤)
はい。まず表書きの墨の色ですが、よく薄墨で書かれている場合がありますが、これは「墨を磨る時間も惜しんで急いで駆けつけました」ということを表しています。ですから表書きは薄墨で書くということではなく、薄墨でもかまわないというのが本来の意味なんです。薄墨の筆ペンもありますから、お使いになる方は便利ですよ。
名前は結び目の下の中央か、やや左寄りに書きます。

(近藤)
名前はもちろんフルネームのほうがいいですよね。
連名の場合はいかがですか。

(齋藤)
たとえば表は社員一同でも中袋に全員の名前を書いておいてたほうが親切です。

(近藤)
あと、中袋には住所と金額も書きますよね。そのとき金額は昔の漢数字を使ったほうが良いと聞きますがそうなんでしょうか。

(齋藤)
はい。算数時でも構いませんが、一般的には漢数字を使います。

(近藤)
渡し方には決まりがあるんですか。

(齋藤)
受付やご遺族に直接渡す場合は、名刺のように名前を相手に向けて渡しますが、仏壇など仏様に向かってに供える場合は、名前を自分のほうに向けます。

(近藤)
また、どうしても都合が付かないが香典だけでも渡したいなんて場合、郵送してもいいものでしょうか。

(齋藤)
かまいません。現金書留で郵送してください。ただしちゃんと香典袋に入れて、弔問の手紙を添えるとなお良いでしょう。

(近藤)
もうひとつお通夜に出席して翌日の葬儀にも出席する場合、それぞれ香典を渡さなければならないんでしょうか。

(齋藤)
お通夜と葬儀の両方出席される場合、どちらか1回渡せばいいです。
また、初七日を一緒に行う場合も1つでかまいませんが日を改めて初七日を行う場合は、また香典を持っていきましょう。

(近藤)
仏事に限らずマナーは相手を思いやる気持ちから生まれてきます。
自然と振舞えるようになりたいものですね。
齋藤さんありがとうございました。

香典袋の使い方  9月10日(木)放送

香典袋の使い方  9月10日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
今回も福宝佐渡店の齋藤さんに伺います。よろしくお願いします。

(齋藤)
お願いします。

(近藤)
齋藤さん、お葬式に出席する場合必ず香典を持っていきますが弔事用の包みものにもいろいろありますし、表書きにも種類がありますよね。
今日はどのように使い分ければよいのか教えてください。

(齋藤)
はい。弔事の場合は繰り返し悲しい事が起こらないようにと願って結び切りの包みを用います。

(近藤)
水引の形が結び切りのものを使うということですね。
色は白と黒以外にもありますがどのように使い分けるんでしょうか。

(齋藤)
葬儀のときは白黒か銀色を使い、法事の場合は一般的に銀色か黄色と白のものを用います。

(近藤)
銀色はどちらにも使えるということですね。
そして蓮の模様がついたものもありますが、こちらはどのように使い分ければよいのでしょうか。

(齋藤)
仏教の場合、ついていてもいなくてもどちらでもかまいませんが神道の場合、蓮が書いてある包みを使ってはいけません。

(近藤)
次に、表書きですがこちらにも種類がありますよね。どのように使い分けるんでしょうか。

(齋藤)
親戚の場合は「御仏前」あるいは「御霊前」と書きます。そして一般の会葬者の場合は「香典」「香資」「香料」などと書きますが、この場合「御」の字を付けないのが基本です。

(近藤)
宗派による違いはないんですか。

(齋藤)
浄土真宗では「御霊前」は使いませんが、あとは殆ど違いはありません。

(近藤)
そのほか「御明し料」なんて書くこともあるようですが。

(齋藤)
はい。「御明し料」や「御供物料」などを「御仏前」や「香典」のほかにローソク代やお供物代として包むことがあります。
それと遺族側の場合ですが、お寺様へのお包みは「お布施」や「廻向料」のほかに「御仏前」・「棺覆料」などが必要です。また、お斎(おとき)につかれない場合は「お斎料」や「お膳料」を包みます。交通費は「お車代」でよいでしょう。
このときの包みものは、本来水引の付かない白い半紙で包むのですが、市販の包みを使う場合は白黒か銀色の水引のものにしてください。
香典返しや引き出物には「志」。葬儀のお手伝いをしてくれた方には「御礼」と書いてください。
【※「寸志」は目上から下への意味があるのだそうです。】

(近藤)
わかりました。
今日は葬儀での包みものについて教えていただきました。
ありがとうございました。

葬儀を迎えるに当たっての手順  9月3日(木)放送

葬儀を迎えるに当たっての手順  9月3日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
今日、教えてくださるのは福宝佐渡店の齋藤さんです。
よろしくお願いします。

(齋藤)
お願いします。

(近藤)
今日は、お葬式の手順について教えていただきたいと思います。
齋藤さん、ちょっと前「おくりびと」という映画が話題になりましたが実際にお葬式を出すまでには、どういう手順が必要なのでしょうか。

(齋藤)
はい。例えば病院で亡くなられた場合は、まず葬儀社に連絡をします。
そして、ご遺体を自宅まで運んでもらい仏間に安置します。
しかし、自宅が手狭であるような時には、直接葬儀会場へ運ぶ場合もあります。
それから「告げ」と言って、菩提寺になくなった旨を連絡し、そして、枕経を上げていただきます。

(近藤)
菩提寺が無い方はどうすればいいんでしょうか。

(齋藤)
そういう方は、父方、母方どちらかの菩提寺にお願いする場合が殆どです。しかし、その菩提寺が遠方の場合は、地元の同じ宗派のお寺様にお願いすることもあります。また、まれに葬儀社の紹介ということも有るようです。

(近藤)
なるほど。

(齋藤)
その後にお通夜・お葬式の日時や、お寺様の人数などを決めてゆくわけですが、特に日時の決定に関しては、その日のお寺様のご都合をよく確認する必要があります。

(近藤)
齋藤さん、お通夜や葬儀は宗派や地域によっても違いがあるのでしょうか。

(齋藤)
はい。お通夜やお葬式は、宗派によってそれぞれ違います。また地域によっては昔からの伝統や風習を守っている所もありますので、そこもよく確認しておくと良いでしょう。
例えば、地域によっては火葬をした後でお葬式を行なうという所もあります。

(近藤)
なるほど、いろんなやり方があるんですね。

(齋藤)
はい。宗派や地域によっていろいろと違いがありますので、先ずはお寺様とよくご相談をされると良いでしょう。

(近藤)
そうですね。
自分の宗派や地域の風習なども、ちゃんと知っておかなければなりませんね。
今日は、お葬式を迎えるに当たっての手順について教えていただきました。
ありがとうございました。

法事の日取り  8月27日(木)放送

法事の日取り  8月27日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今週も福宝南魚沼店の諸橋さんに伺います。よろしくお願いします。

(諸橋)
よろしくお願いします。

(近藤)
先週のテーマは「忌明け後の心得」ということでお伺いしました。
諸橋さん、では法事をする日はどうやって決めればいいのでしょうか。

(諸橋)
はい、本当は命日に勤めるのが良いのでしょうが、実際は命日の近くの週末になさる方が多いようです。

(近藤)
週末というのは、親戚や知人の都合がつきやすいからですよね。

(諸橋)
そうですね。

(近藤)
それと、法事をする際には命日の前と後では良い、悪いがあるんでしょうか。

(諸橋)
よく「命日より早いのは良いが、遅いと良くない」という方がいらっしゃいますが仏教的には何の根拠もありませんのでまったく問題はありません。後はただ気持ちの問題ですね。

(近藤)
法事を行うにあたり「仏滅」の日は避けた方が良いと聞いたことがあるんですが、実際の処はどうなんでしょうか。

(諸橋)
仏滅や友引、大安などは「六曜」と言って、これも仏教とは全く関係のない占いの一種ですので、何も気にする必要はありません。
まずはご家族で日にちを決める事、それとお寺様にもご都合がありますので早めにご相談されたら良いと思います。

(近藤)
なるほど、ご家族で日にちを決め、お寺様にも確認するということですね。

(諸橋)
はい。

(近藤)
諸橋さん、例えば祖母の三回忌と祖父の十三回忌が同じ年にある場合は同じ日に一緒に法事を行っても良いんでしょうか。

(諸橋)
はい、それはぜんぜん問題ありません。
二つ以上の法事を合同で行う場合は「併修(へいしゅう)」と言います。

(近藤)
なるほど、ではその「併修(へいしゅう)」を行う際の注意点は何かありますか。

(諸橋)
いいえ、それは特にありません。
施主様とお寺様のご都合に合わせてお決めになるのが良いでしょう。

(近藤)
そのほかに何かありますか。

(諸橋)
まだ、一周忌を迎えていない仏様がいらっしゃる場合は、それぞれ個別に法要を行なうほうが、やはり丁寧といえるでしょう。
ただ一緒でも決して悪いということではありませんので、これもお寺様にご相談してみてください。

(近藤)
なるほど、同じ日に法事を行うか、それとも別々の日に行うかは、お寺さんに相談するのが良いということですね。

忌明け後の心得 8月20日(木)放送

忌明け後の心得 8月20日(木)放送

(近藤)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今週も福宝南魚沼店の諸橋さんに伺います。よろしくお願いします。

(諸橋)
よろしくお願いします。

(近藤)
今週は「忌明け後の心得」について伺います。
諸橋さん、まず、忌中(きちゅう)と忌明け(きあけ)について教えてください。

(諸橋)
はい、まず「忌中」ですが、浄土真宗以外の殆どの宗派では、死者の霊は亡くなってから四十九日の間、行き先が決まらずにさまよっているといわれています。この始終九日の期間を「忌中」と言います。そして、この期間にご遺族が丁寧にご供養することで、亡くなられた方が無事に成仏できると言うのです。これが四十九日法要にあたり、これを終えると「忌明け」になります。しかし、浄土真宗では「即得往生(そくとくおうじょう)」といって、四十九日間をさまよう事無く直ちに往生がかなうと説かれていますので、他の宗派とは大きく意味が変わってきます。

(近藤)
なるほど。
では、忌明け後の心得ですが、どのようなことを大切にして行けばいいでしょうか。

(諸橋)
はい、お盆やお彼岸は当り前ですが、「百か日法要」「一周忌」、その翌年の「三回忌」などの法要を行うことが大切です。

(近藤)
なるほど、以前から一つ気になっていたんですが、1年後が「一周忌」はわかるんですが、2年後が「三回忌」なんですよね。
この数え方について教えてください。

(諸橋)
一周忌というのは「満」で数えます。でも三回忌からは「数え」で計算します。

(近藤)
なるほど、つまり1年後が「一周忌」。2年後が「三回忌」・・・ということは6年後は数えで計算するから「七回忌」ということですね。

(諸橋)
はい、その通りです。

(近藤)
追善供養はいつごろまで続ければいいのでしょうか。

(諸橋)
はい、「三十三回忌」の後は「五十回忌」「百回忌」と五十年ごとの法要となり、決して終わりが有るわけではないのですが、一般的には「三十三回忌」で終わる方が多いようです。

(近藤)
それは、何か理由があるんでしょうか。

(諸橋)
はい、まあこれも宗派によりますが初七日から三十三回忌までの13の法要を十三仏事と言います。そして、その法要をそれぞれ司る仏様を特に十三仏と呼んでいますが、この考え方に依るところも大きいようです。

(近藤)
なるほど十三仏ですか。
追善供養とおもいながらも、本当は私達のほうが仏様の前に座らされているのかもしれませんね。

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