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カテゴリー: 仏事の泉

BSN「新潟名刹紀行」は
毎週金曜日 AM9時55分〜10時00分 放送中です。

2019年3月29日まで放送された名物コーナー『仏事の泉』のバックナンバーをご紹介します。

お布施  3月29日(金)

お布施  3月29日(金)

皆さんの中には、お寺さまへ「お布施」を差し上げた経験をお持ちの方も多いと思います。

今回は、この「布施」の本来の意味についてお話します。

布施とは、六波羅蜜という仏教の修行法の一つで「施し」を意味し、「財施(ざいせ)」「法施(ほうせ)」「無畏施(むいせ)」の三種類があります。

「財施」とは、金銭・衣服・食べ物などを施すことで、葬儀や法事の際にお寺さまへ差し上げる「お布施」は、この「財施」にあたります。

「法施」は仏教の教えを正しく説くことで、人々に心の平安を与えます。

お寺さまの法話や読経は、この「法施」です。

「無畏施」とは、いろいろな恐怖や不安を取り除き、安心を与えることです。

布施行は、物事への執着心や見返りを求める心から離れるための、大切な仏道修行の一つです。

お彼岸の過ごし方  3月22日(金)

お彼岸の過ごし方  3月22日(金)

お彼岸は、ご先祖さまを供養するだけの日ではないことをご存じですか。

今回は、お彼岸の過ごし方についてお話します。

お彼岸は、自分自身の生き方を見つめ直す機会でもあるのです。

仏教では、悟りに至るために実践すべき六波羅蜜という六つの修行法があります。

波羅蜜(はらみつ)とはお彼岸の語源「パーラミター」の音を漢字に置き換えた言葉です。

六波羅蜜の内容は

1.見返りを求めない施しをする(布施(ふせ))
2.仏の定めたルールを守り、自分自身を戒める(持戒(じかい))
3.恨みや怒りの心を抑え、苦しさに耐える(忍辱(にんにく))
4.仏道修行に絶え間なく努力する(精進(しょうじん))
5.心を落ちつかせ、精神を統一する(禅定(ぜんじょう))
6.仏の智慧をもち、物事の真理を悟る(智慧(ちえ))  

お彼岸は、この六波羅蜜を実践する期間とも言われています。

お彼岸のお供え  3月15日(金)

お彼岸のお供え  3月15日(金)

お彼岸のお供え物といえば、「おはぎ」と「ぼたもち」をイメージする方も多いと思います。

今回は、お彼岸との関係をお話します。

「おはぎ」と「ぼたもち」は、地域によっては餡や餅の形が多少異なりますが、ほぼ同じ食べ物です。

春は牡丹の花から「ぼたもち」、秋は萩の花から「おはぎ」と呼ばれています。

自然を敬う日本人らしい風習ですよね。

小豆の「赤色」には「魔除け」の力があるといわれ、古来、祝いの席や儀式の際に供えられてきました。

また、お餅には「五穀豊穣」が願われています。

お彼岸では、この「魔除け」と「五穀豊穣」の二つの意味を込めて「ぼたもち」にし、てご先祖さまへの感謝と家族の幸せとを願って、お墓やお仏壇にお供えするようになったそうです。

3月18日は「彼岸入り」です。

「ぼたもち」の由来を考えながら作ってみてはいがかですか。

彼岸の期間  3月8日(金)

彼岸の期間  3月8日(金)

もうすぐお彼岸です。

みなさんは、お彼岸がいつからいつまでかご存知ですか。

今回は、お彼岸の期間についてお話します。

お彼岸とは、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。

2019年の春分の日は3月21日です。

中日の3日前のお彼岸に入る日のことを「彼岸入り」といい、今年は3月18日です。

また、お彼岸の終わる日を「彼岸明け」といい、3月24日がその日に当ります。

では、なぜ彼岸は春分と秋分の日なのでしょうか。

それは、この両日とも太陽が真西に沈む日だからです。

つまり、太陽が沈む西の彼方の西方極楽浄土の世界を、より強く意識できる日なのです。

お寺では彼岸会(ひがんえ)の法要が営まれ、お墓参りも盛んに行われます。

彼岸の由来  3月1日(金)

彼岸の由来  3月1日(金)

日本には、お寺や仏教を身近に感じることの出来る年中行事が多くあります。

3月に行われる彼岸会(ひがんえ)もその一つです。

彼岸は、仏教が生れたインドの言葉のサンスクリット語で「パーラミター」と言い、「悟りの世界に至ること、および、そのための修業」を意味します。

漢字では、その意味から「到彼岸(とうひがん)」と書くほかに、元の言葉の「パーラミター」の発音から「波羅蜜(はらみつ)」「波羅蜜多(はらみった)」とも書きます。

日本では古くから農作業が始まる春分の日に、豊作を太陽に祈願する「日願(ひがん)」という習慣がありました。

この「日願」と仏教思想の「到彼岸」との融合が、他の仏教国の中でも類を見ない、日本独特の「彼岸会」という行事を生み出したのではないかとする学説もあります。

仏教の修行・四摂事①  2月22日(金)

仏教の修行・四摂事①  2月22日(金)

葬儀や法要の際、耳にする言葉にお布施があります。

今回は、仏教の修行の一つ「布施」についてお話します。

仏教の修行の実践行為の中に「四摂事(ししょうじ)」があります。

四摂事とは、人に財物(ざいぶつ)を施したり仏の教えを説く「布施」、思いやりのある言葉をかける「愛語(あいご)」、人のためになる行いに尽力する「利行(りぎょう)」、そして人と同じ立場に身を置き協力する「同時(どうじ)」です。

「四摂事」は仏教者に課せられた実践行ですが、本来、それは“仏さまの心そのままの行為”を表した言葉なのです。

お布施は「四摂事」の最初に語られている重要なことがらです。

それは執着を離れ、誰にでも平等に惜しみなく施す、他人(ひと)を思う心の大切さを示す教えです。

そして物を施すだけではなく、皆さんの思いやりに満ちた笑顔も、またお布施の一つになることでしょう。

仏教の作法・儀礼  2月15日(金)

仏教の作法・儀礼  2月15日(金)

お寺へ出かけたら、本堂の前で「まず一礼を」と教えられた人も多いと思います。

仏教には、「合掌」や「おじぎ」などさまざまな作法があります。

今回は、作法、儀礼についてお話します。

仏教の作法、儀礼の行いは「仏さまを敬う心」と「相手を思いやる心」の二つを大切にする表れなのです。

日本文化の特徴である「しぐさや振る舞いの美しさ」は、仏教に学び「執着を離れ自我を抑える心」や「相手を思いやる心」を志す行いです。

お寺を訪ね、本堂の前で一礼し、そして靴を揃えて入り、ご本尊の前で正座し合掌礼拝する作法は、まさに「仏さまを敬い、他人(ひと)を思いやる心」を表している所作です。

こんな作法や儀礼の意味を考えながら、一度お寺を訪ねてみてはいががでしょうか。

涅槃会  2月8日(金)

涅槃会  2月8日(金)

2月15日は、お釈迦さまが亡くなられたご命日とされています。

この日に、全国各地のお寺でも法要が行われます。

この法要を涅槃会(ねはんえ)といいます。

涅槃とは、仏教における生死(しょうじ)を超えたさとりの世界、つまり生老病死(しょうろうびょうし)の苦から解放され、悟りの智慧を完成させた境界をさします。

また涅槃は、そのままお釈迦さまの死を表す言葉でもあります。

涅槃会では、お釈迦さまの入滅時の様子を描いた涅槃図(ねはんず)を掛け法要を行なうお寺もあります。

涅槃図を見ると、お釈迦さまは頭を北側に置き、右脇を下に、顔を西に向けて横たわったお姿で描かれています。

死者を「北枕」に寝かせる風習は、この涅槃図のお釈迦さまのお姿からきています。

涅槃会は一般的には2月15日ですが、雪深い新潟では3月15日に行うお寺もあります。

節分会  2月1日(金)

節分会  2月1日(金)

2月3日の日曜日は節分です。

新潟では三条の本成寺の鬼踊りと豆まきが有名です。

では、お寺で「節分会(せつぶんえ)」の行事が行われるようになったのはなぜでしょう。   

そもそも節分とは季節の変わり目のことで、立春・立夏・立秋・立冬の前日をいいます。

中でも旧暦の立春は新年を迎える意味で特に大切にされました。

「豆まき」は中国の宮中における追儺(ついな)と呼ばれる、疫病や災害を払うための儀式に由来します。

それが日本の宮中にも伝わり、新年を迎える行事となっていったようです。

節分には大豆を煎り、夜になって「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げ、戸を閉めます。

この風習は、平安時代に宮廷で大晦日に行われていた行事から来ているといわれています。

仏教では鬼を人の煩悩に見立て、節分会(せつぶんえ)を行い除災招福(じょさいしょうふく)を祈願します。

是非、お参りしてみてはいかがですか。

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