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カテゴリー: 仏事の泉 (2012年上期)

BSN「新潟名刹紀行」は
毎週金曜日 AM9時55分〜10時00分 放送中です。

2019年3月29日まで放送された名物コーナー『仏事の泉』のバックナンバーをご紹介します。

数珠の作法  6月29日(金)

数珠の作法  6月29日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
福宝糸魚川店の安達さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
今日のテーマはこちらです。

(安達)
宜しくお願いします。

(高橋)
前回、長いタイプの数珠は宗派によって持ち方に決まりがあることを教えていただきましたが、合掌した時に数珠をこすって音を立てる人がいますがこれはどうなんですか?

(安達)
数珠をこすって音をたてるのも宗派の作法の違いによるものです。
また同じ宗派でも、さまざまな理由で音を立てたり立てなかったりするケースがありますので、お寺様に確認してください。

(高橋)
あと、数珠の玉を数えるように爪繰る方もいますよね。

(安達)
主に浄土宗の方に多いのですが、念仏を称えるたびに親指で玉を爪繰ることがあります。
これも幾つか意味があるようですので、お寺様に確認してください。

(高橋)
いろいろあるんですね。
葬儀に参列する場合は各宗派の人たちが集まるわけですけども、作法は合わせたほうが良いんでしょうか?

(安達)
自分の宗派の数珠と作法でかまいません。
気になるようでしたら宗派に関係のない短いタイプの数珠を持って行かれると良いかもしれませんね。

(高橋)
ほかに数珠を扱う上での注意点はありますか?

(安達)
そうですね。
数珠は絶対に直接床に置かないでください。
使わない時はポケットやバッグ、念珠袋などに入れるようにしましょう。
数珠に限らず仏具全般にいえることなんですが、仏様への敬いの気持ちが単にモノや道具ではないことを教えてくれると思います。

(高橋)
わかりました。
特に畳だとつい置いてしまいそうですが気をつけたいと思います。
きょうは数珠の作法について教えていただきました。
ありがとうございました。

数珠の持ち方  6月22日(金)

数珠の持ち方  6月22日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
福宝糸魚川店の安達さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
今日のテーマはこちらです。

(安達)
よろしくお願いします。

(高橋)
お参りの時に宗派によって数珠の持ち方が違うそうですが教えていただけますか?

(安達)
わかりました。
その前に基本的なことなんですが、合掌をするとき以外は宗派に関係なく房を下にして必ず左手で持ちます。

(高橋)
前回教えていただきましたが、数珠には長いタイプと短いタイプがあるんですよね。
それはどちらも一緒ですか?

(安達)
長いタイプは二重にして左手で持ちます。
次に合掌の仕方ですが、短いタイプは一般的に左手の親指と人差し指の間にかけ、房を真下に垂らして数珠に右手を差し入れて合掌します。

(高橋)
では長いタイプですが、形に決まりがあるように持ち方にも決まりがあるんですか?

(安達)
はい。
最初に浄土真宗の持ち方をご紹介しますが、同じ浄土真宗でも派によって違いがあります。
大谷派・仏光寺派は、親珠を上で揃えて親指で挟むようにして房を左側に垂らします。
本願寺派では、親珠を下にしてそのまま房も下に垂らして合掌します。

(高橋)
同じ浄土真宗の中でも違いがあるんですね。
ほかの宗派はいかがですか?

(安達)
では曹洞宗ですが、二重にし房を下にして左手にかけ、そのまま合掌します。
真言宗の場合ですが、親珠を上、母珠を左にし中指にかけ、房を手のひら側に入れ、そのまま合わせて、ゆっくりすり合わせます。
(派によって母珠の左右が逆になることもあります)
そして日蓮宗の場合は、二房を右、三房を左にし、中指に掛けたらひとひねりして(綾を作る)、そのまま手を合わせます。
ただしこれは勧請(かんじょう)とか唱題(しょうだい)といわれる時の持ち方で、焼香の時はただ左手にかけ、房を下にして合掌します。

(高橋)
いろいろ決まりがあるんですね。ありがとうございました。

宗派別の数珠  6月15日(金)

宗派別の数珠  6月15日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
福宝糸魚川店の安達さんにお話を伺います。
今日のテーマはこちらです。
よろしくお願いします。

(安達)
よろしくお願いします。

(高橋)
今回も数珠について教えていただきたいと思います。
お店にはいろいろな種類の数珠がおいてありますが、宗派によって数珠の形に決まりがあるんでしょうか。

(安達)
そうですね。
一般的に数珠には二重にして使う長いタイプと一輪(ひとわ)の短いタイプがあるんですが、短いタイプには細かい決まりはありません。
珠の大きさや材質によって男性用と女性用に分けられていますがこれも決まりではありません。
ただし長いタイプの数珠には宗派によって決まりがある場合があります。

(高橋)
具体的に見せていただけますか?

(安達)
はい。

一輪(ひとわ)の短いタイプのものですと宗派に関係なく使えますが、宗派やお寺によっては長いタイプの数珠を推奨している場合もありますので確認してください。
例えばこちらが浄土真宗用です。
数取りが出来ないように房が「蓮如結び」になっています。
そしてこちらが曹洞宗用です。
座禅を重んじている為、数珠の作法に規定がありません。
また、数珠に「環」が付いているものが多いです。

(高橋)
今回の解説は安達さんでした。
ありがとうございました。

(安達)
ありがとうございました。

数珠の材質  6月8日(金)

数珠の材質  6月8日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
福宝糸魚川店の安達さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
今日のテーマはこちらです。

(安達)
よろしくお願いします。

(高橋)
数珠には珠数の違いのほかにも素材も様々ですが、どんなものがあるんですか?

(安達)
古くは仏教にゆかりのある草木の実や木そのもの、あるいは石などが中心でしたが、今ではガラスや樹脂といった新素材も多くなりました。
例えばこちらは古くから使われている菩提樹(ぼだいじゅ)の木の実です。
お釈迦様は菩提樹の木の下で悟りを開いたといわれています。

(高橋)
お釈迦様にゆかりのある木の実なんですね。

(安達)
そうですね。
そしてこちらは木目が美しい紫檀(したん)。
古くから珍重されてきた木材です。
こちらは黒檀(こくたん)です。
インド原産の柿の木の一種ですね。

(高橋)
紫檀、黒檀は仏壇にも使われていますよね。

(安達)
そうですね。
そして宝石類ですが、代表的なのは水晶です。
水晶は仏教でいう七宝のひとつで玻璃(はり)といわれているものです。
そしてこちらはメノウですね。
こちらはトラ目石。
ヒスイも人気がありますよ。

(高橋)
ところで材質に宗派の決まりは無いんですか?

(安達)
特にありません。
好みと予算で選んでください。
中には誕生石で選ばれる方もいらっしゃいますよ。

(高橋)
なるほど。
それもいいですね。
今日は数珠の素材について教えていただきました。

数珠って何?  6月1日(金)

数珠って何?  6月1日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
福宝糸魚川店の安達さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。

(安達)
よろしくお願いします。

(高橋)
私、お寺巡りをするようになってから普段でも数珠を持ち歩くことが多くなったんですが、今日は数珠について教えてください。

(安達)
はい。
数珠は僧侶は勿論、僧侶以外の人も仏様と向き合う時に必ず手にするとても重要なものです。
最近ではお守りとして持っていらっしゃる方も多いようですが、普段からお持ちになることはとても良いことだと思います。

(高橋)
なるほど。
お葬式などの仏事の時にだけに使うものではないんですね。
では、数珠にはどんな意味があるんですか?

(安達)
はい。
仏教では人間には108つの心の悩み、煩悩があるといわれているんですが聞いたことありますか?

(高橋)
あります。
108といえば除夜の鐘もそうですよね。

(安達)
そうですね。
108個の数珠の珠一つ一つが煩悩の数を表し、その煩悩を断ち切ろうという仏教徒の願いが込められているのです。

(高橋)
という事は、仏教徒の証でもあるんですね。
でもこの数珠には108個も珠が付いていませんが…

(安達)
そうですね。
正式には108個なんですが、半分の54個や3分の1の36個、27個のものもあります。
珠の数が108個のような長いタイプは二重にして使います。

(高橋)
なるほど。
長いタイプと短いタイプは自分の好みで選べるんですか?

(安達)
はい。
自由ですが、長いタイプは宗派によって形や使い方に決まりがある場合がありますので、お寺様や私たち専門家にご相談ください。

(高橋)
わかりました。
今日は数珠について教えていただきました。
ありがとうございました。

菩薩像の特徴  5月25日(金)

菩薩像の特徴  5月25日(金)

(高橋)
仏事に関するさまざまな疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
田中さん、よろしくお願いします。

(田中)
よろしくお願いします。

(高橋)
先週は、如来像の特長について教わったんですが、今日は菩薩像について詳しく教えていただきたいと思います。

(田中)
はい、菩薩というのは、如来、つまり仏の悟りを目指して修行を積む者ということの他に、如来が悟りを開く前のお姿としても、広く信仰の対象になっています。

(高橋)
では、どのようなところを見ると菩薩像だと解りますか?

(田中)
はい、菩薩像の基本的なイメージは、出家前のお釈迦様のお姿にあります。
つまり古代インドの王族の衣装に似せた衣を着て、宝冠をはじめブレスレットやイヤリングなどのさまざまな装身具で身を飾り、背にした光背が光り輝いています。

(高橋)
なるほど。
何か一つ例をあげてもらえますか?

(田中)
そうですね。
たとえば観世音菩薩や観自在菩薩とも呼ばれている観音菩薩は、聖観音や千手観音、十一面観音といったように、人々の苦悩に合わせて、さまざまに姿を変えて現れる菩薩と信じられていました。
ですから同じ観音様でも、お姿はずいぶん違います。

(高橋)
聖観音から教えてください。

(田中)
はい、宝冠を被り、左手に蓮華をもち、右手は下に垂らして施無畏(せむい)の印を結んでいることが多いですが、水瓶や宝珠を持っていることもあります。
お顔やお姿が女性のようにしなやかに現された、もっともオーソドックスなスタイルをしています。

(高橋)
観音様といえば、まずそのお姿を思い出しますね。

(田中)
そうですね。
あと、十一面観音は十一の顔を持ち、人々の十一の煩悩を断つといわれていますし、千手観音は千の手を持って、苦しんでいる無数の人々を漏らさず救うといわれています。

(高橋)
なるほど、よくわかりました。
今日は、『菩薩像の特徴』を教えていただきました。
ありがとうございました。

如来像の特徴  5月18日(金)

如来像の特徴  5月18日(金)

(高橋)
仏事に関するさまざまな疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
田中さん、よろしくお願いします。

(田中)
よろしくお願いします。

(高橋)
今日は、如来像についていろいろ教えていただきたいと思います。

(田中)
はい、如来像は、お釈迦様の姿をうつしたものから始まったといわれています。
それが他の如来像にも発展していったのですが、如来像には、共通の特徴があります。

(高橋)
どんな特徴でしょう?

(田中)
はい、人間の顔を現すのに人相が・・などと言ったりしますが、如来の場合は、三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅごう)というものがあり、32の大きな特徴と80の細かな特徴をもっているんです。

(高橋)
如来像独特のものなんですね。

(田中)
そうです。
主な特徴をあげると、如来像って、全身が金色に輝いていますよね。
これは『金色相(こんじきそう)』といいます。
また、髪の毛は『螺髪(らほつ)』といい小さくカールしたような髪の毛で、二段に盛り上ったところは『肉髻(にくけい)』といいます。
目は切れ長で耳は幅が広く耳たぶは大きく垂れ下がっています。

(高橋)
ははあ・・なるほど、確かにそうなっていますね。

(田中)
そして、衣服は、衲衣(のうえ)という布をまとっているだけで、装飾品は一切身につけていません。
悟りを開いた、お釈迦様の姿を表しているといわれています。
ただし、例外もあって、薬師如来は薬壺(やっこ)という薬の壺をもっていますし、大日如来は、宇宙そのものを身にまとう者として全身が装飾されています。

(高橋)
今度お寺にお参りに行ったら、今教わったことに注目してお参りしたいと思います。
今日は、『如来像の特徴』について教えていただきました。
ありがとうございました。

如来、菩薩について  5月11日(金)

如来、菩薩について  5月11日(金)

(高橋)
仏事に関するさまざまな疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
田中さん、よろしくお願いします。

(田中)
よろしくお願いします。

(高橋)
お寺を訪ねるとよく出会うのが、なになに如来(にょらい)やなになに菩薩(ぼさつ)なんですが、どういう違いがあるのか、今日は教えてください。

(田中)
はい、ではまず『如来』ですが、『如来』とは『如(にょ)より来る(きたる)』と読みます。

(高橋)
『如より来る』ですか?

(田中)
はい。
「如」とは「真如」(しんにょ)、つまり真実・真理の世界という意味ですから、「如来」は「真実の世界から人々を教え導くために現れ来た者」という意味になります。
これは、真理に目覚め悟りを開いた仏様の働きそのものを表した言葉です。

(高橋)
如来=仏様なんですね。

(田中)
そうです。
釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来などが代表的な如来です。

(高橋)
ふん、ふん、よく聞く名前です。
それでは、『菩薩』というのもよく聞くんですが、どう違うんでしょうか?

(田中)
はい、『菩薩』は、如来になるため修行中の者を言います。
観音菩薩をはじめ、地蔵菩薩、弥勒菩薩、虎空蔵菩薩などたくさんの菩薩がいます。

(高橋)
菩薩は、如来を目指して修行している人のことなんですね。
観音様もお地蔵様も菩薩なんですね。

(田中)
そうです。
菩薩は修行中ではありますが、人々と共に歩み教えに導くという事で、信仰の対象となりました。

(高橋)
今日は、『如来と菩薩』について教えていただきました。
ありがとうございました。

本尊について  5月4日(金)

本尊について  5月4日(金)

(高橋)
仏事に関するさまざまな疑問にお答えする仏事の泉のコーナーです。
仏壇墓石の福宝南魚沼店の田中さん、よろしくお願いします。

(田中)
よろしくお願いします。

(高橋)
私、この4月からお寺にうかがうようになって気づいたんですが、祀られているご本尊は、お寺によって様々(さまざま)なんですね?
今まであまり注意していなかったので、初めて知りました。

(田中)
そうですね。
私どもにとっては常識なんですが・・
じゃあ、今日は(高橋)さんのためにご本尊についてお話しましょうか。

(高橋)
なにぶん初心者なので、ぜひ、お願いします。

(田中)
はい、まず、本尊とは信仰の中心となるもので、仏像以外にも曼荼羅や名号などが本尊とされることもあります。

(高橋)
はい、お寺にとって一番大切なものですね。

(田中)
これは、お寺によって違ったり、宗派によって決まっていたりするので、おいおい覚えていってください。

(高橋)
そうなんですか・・

(田中)
たとえば、浄土真宗のように、どこのお寺でも阿弥陀如来がご本尊というようにはっきり決まっている宗派もあれば、大日如来や釈迦如来などの如来像や観音菩薩などの菩薩像が、それぞれのお寺独自のご本尊とされているところもあります。

(高橋)
じゃあ、覚えるのが大変ですね・・

(田中)
でも、お寺めぐりを続けていけば、自然と身について行くと思いますよ。

(高橋)
なるほど、がんばります。
ところで、今、如来や菩薩といった言葉が出てきましたが、どういう違いがあるんですか?

(田中)
それについては、次週お話したいと思います。

(高橋)
次週までお預けですね・・
今日は、『本尊』について教えていただきました。
ありがとうございました。

仏壇のお参りの心得  4月27日(金)

仏壇のお参りの心得  4月27日(金)

(高橋)
知りたかった仏事の疑問にお答えする「仏事の泉」のコーナーです。
今回も福宝長岡店の諸橋さんに伺います。
よろしくお願いします。

(諸橋)
よろしくお願いします。

(高橋)
諸橋さん、今月はこれまで仏壇についていろいろと教えていただきましたが、そもそもお仏壇とはどういったものなのでしょうか?

(諸橋)
はい、以前にも簡単にお話しましたが、ご本尊が真ん中の一番高いところに安置されていることからもお解かりのように、ご本尊が礼拝の中心となっています。
家族みんなの心のよりどころとして在るべきものです。

(高橋)
なるほど。
ということは、お仏壇にはご先祖様や亡くなった親族がいると考えるのは間違いなんでしょうか?

(諸橋)
それを間違いとは言えません。
ご先祖様も諸仏のお一人に違いありませんし、ご本尊と私たちを繋ぐ大切なご縁と成ってくださっています。

(高橋)
なるほど。
やはりお仏壇へのお参りは毎日するのが良いですよね?

(諸橋)
そうですね。
例えば法事のときだけ盛大におつとめしても、その後さっぱり何もしないというのではいけません。
入学や就職、結婚など、人生の節目にもご家族そろって集まっていただきたいですね。

(高橋)
そういった積み重ねが大切なんですね。

(諸橋)
はい。
家族そろってお参りすることで、子供たちにとっても良い習慣になります。
自然体で肩のこらない気持ちで仏事と関わっていけると良いですよね。

(高橋)
そうですね。
何よりも継続が大切ですね。
今日はお仏壇へお参りするときの心得について教えていただきました。
諸橋さん、ありがとうございました。

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